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- 2025年4月20日
- 2025年5月17日
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google mapはいつも特定の場所を検索して、そこを目指して進むためのものでした。しかし、こんな使い方もあるのだと最近知ったことがあります。皆さんは当然知っていることなのかもしれません。私にとってはとても新鮮な発見でした。
エリアと特定の業種を入力して検索するとgoogle mapに綺麗に表示されます。今回は豊島区 歯科医院と検索すると下記のように表示してくれます。
google mapの使い方
- エリアと業種を絞った検索をする。
- 口コミを参考にして自分の行きたいお店等を特定する。
- 開業を考えているならば、同業他社がどれくらいいるかの検討ができる。
- 口コミを参考にして、どんなお店にすべきか検討できる。
豊島区は昔から23区でも歯科医院が多い区で有名でしたので、検証する上で対象としました。Google Maps Platformの使用も考えましたが、課金される可能性もあるので断念しました。
尚、google map platformを利用せずにこれに代替するものはないか検索していたら、日本医師会が提供している『地域医療情報システム』が見つかりました。情報ソースとしてはかなりリアルタイムなものと考えられ有益な情報を検索することができます。
お金をかけずに将来の歯科医院開業を検討するのであれば、google mapと『地域医療情報システム』で十分いけると思います。
地域医療情報システムの使い方
豊島区で検索すると、人口の将来予測や歯科医院だけでなく他の医療施設の施設数が表示されます。人口10万人あたりの施設数というのがあり、ここで施設数が多いか少ないかの判断ができます。
詳細は下記をクリックして閲覧してください。ここでは一例として豊島区の歯科医院数について検証します。

見やすくするために画像を切り取り加工しました。表の見方としては、左から豊島区医療施設の種類、施設数、人口10万人あたりの施設数(豊島区)、人口10万人あたりの施設数(全国平均)となっています。
また、上図の歯科をクリックすると詳細な歯科医院の情報が一覧で表示されます。
- 2025年4月1日時点での豊島区人口294,595人に対して歯科医院が322施設ある
- 人口10万人あたりの施設数が106.76、全国平均53.05の2倍
- オフィス街と居住地を兼ねているエリア(新宿区、渋谷区等)も人口10万人あたりの施設数は全国平均の2倍以上
- 歯科医院へ行く場合、自宅か勤務地の近くになることが多いので、オフィス街に開業する歯科医院も増加する。住所がない人の利用割合も高くなる。
女性が活躍できる業界
2023年第14回歯科プレスセミナーより歯科大学・歯学部では学生に占める女性の割合はおよそ4割、歯科医師国家試験での合格者でも4割以上が女性となっているため、女性の意見が比較的反映されやすい。
AIに代替されることはなく、歯科医個人の手先の器用さが武器になる職種だと考えられるため、これからも長く続けられる仕事です。
中学生・高校生の女性が進路に悩んだら
手先が器用な女性で、これからどんな仕事に就いたらいいか悩んだら、歯学部を検討してみてはいかがでしょうか。
普通の医学部と同じ6年制となります。歯学部卒業後歯科医師国家試験に合格し、1年以上の臨床研修を受け修了すると、歯科医師免許が取得できます。
開業医の過半数が60代以上
これから日本は急激に人口も減少しますが、歯科医師も減少します。歯科医師が過剰と言われていますが、それはこの60代以上の割合が高いからです。2030年以降続々廃業も増えていきます。医師の高齢化だけでなく、歯科医院の設備の老朽化や施術の陳腐化もあるからです。
狙い目の学部、職種なので是非検討してみてください。
この記事を書いた人 Wrote this article
ogoe
福島県南相馬市原町区から上京してきて30年以上経ちます。仕事は、財務経理が20年以上、不動産関係が10年以上経験があります。趣味は音楽と写真。運動を数値化し写真撮影も楽しんでいきます。